障害者雇用×行動分析学 雑記帳

障害者雇用と行動分析学についての雑感です

学校から社会に出る時期が近付いてくると

 一人ひとりタイミングは異なりますが、いつか誰しも学校を卒業して社会に出る時期がきます。

 

 高校なのか、大学なのか、専門学校なのか、学校の種類はいろいろありますが、

学業や友人関係などの学校生活でうまくいかないことがある方もいるかと思います。

 

 そして、卒業時期が近づいてくると、段々と「社会に出てうまく働けるだろうか?」という心配が募っていきます。

 

 大学生ですと、自分で就職活動を進めることになるので、卒業前から仕事的な活動(スケジュール管理や説明能力、書類作成能力、知らない人とのコミュニケーション等)を体験することになります。そして、そこでうまくできないと就職も難しくなりますし、例え内定が出ても入社後うまくやっていけるのかより心配が具体化します。

 

 そんなときは、もしかしたら自分の苦手さの正体をはっきりさせていくことから始めるとよいかもしれません。

 自分がうまくできないことに気付くことから始めてみるとよいかもしれません。

実はこれは案外難しいものです。

 多くの人は「他の人も大体自分と同じように考えたり、感じたりしている」と思っているからです。

 

気づきやすいポイントは、主に以下の点です。

 ①他の人は簡単そうにできているのに、自分はかなり努力しないとできないこと

 ②ミスしやすいから、かなり注意しているのに、やっぱりミスが出ること

 ③色々な人から「こんなこともできないのか」「どうして何度も間違うの」

  「何度同じことを言えばいいの」などと怒られたり、注意されてしまうこと

 

 「ひょっとして、○○をするのに他の人はそんなに難しくないの?」と自他の違いに気付くことから始めてみてください。

 

 子どもの頃のことを覚えていないときには、過去の資料(通知表や母子手帳など)を見てみると参考になるかもしれません。

 そうすると今苦手なことが、実は以前からずっと苦手なことだったとわかるかもしれません。

 

 苦手なことを観察するのはつらい作業でもありますが、まずは、興味と好奇心を持って自分の苦手なことを詳しく見つめることから始めてみましょう。