障害者雇用×行動分析学 雑記帳

障害者雇用と行動分析学についての雑感です

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

行動の直前、直後の情報を集める

以前、このブログで「行動の機能を考えるためには、行動の直前と直後に何が起きているのか?を確かめましょう」と書きました。 ある「行動の問題」があって、それを改善したいときには、まずその行動の直前直後の情報集めるところから始めてみましょう。 直…

仕事に対する希望を整理する

就職を希望する際には、職種だけではなく、他の労働条件も具体的に考えてみましょう。 具体的に考えることで、今の自分の経験や能力、生活スタイル、体調等に合っているのかをイメージしやすくなります。 働いた経験のない方は身近な方に聞いてみるという方…

スモールステップってどんなこと?

障害者の就労支援の業界では「スモールステップ」という言葉がよく使われます。 よく使われていますが、「実演してみて」と言われたらできるでしょうか? 人に何かを教えるときに、とても役立つスキルですが、実際にどうするのか習ったことはありますか? 基…

障害者雇用のゴールは社内に適切な行動随伴性を整えること

障害者雇用を考える時、障害者「を」どう変えるかに注目が向きがちです。 例えば、下記のようなことを障害者「に」教えることが就労支援と思われがちです。 ・新しい仕事を覚えること ・社内のルールを覚えること ・職場で求められるルールを覚えること また…

ジョブコーチについて

就労支援サービスの1つに「ジョブコーチ支援」というものがあります。 ジョブコーチとは、ジョブ(仕事)のコーチということで、障害者が働く会社に訪問して、仕事を教えたり、困りごとの解決策を一緒に考えたり、会社の方からの相談に乗ったりしながら、職…

2つのF

仕事や生活の中である行動を新しく身につけたい、またはある行動を止めたい場合、2つのFを確かめるところから始めてみましょう。 2つのFとは形態(From)と機能(Function)のことです。それぞれの頭文字を取って「2つのF」です。 形態とは行動の見た…

自己評価と他者評価

就職活動に取り組む際には、自己評価と他者評価の両方を集めてみましょう。 自己評価は、就職活動に関する特定の項目について自分で自分を評価します。 特定の項目とは、健康面や日常生活、コミュニケーション、作業能力などです。 例えば、 ●毎日決まった時…