障害者雇用×行動分析学 雑記帳

障害者雇用と行動分析学についての雑感です

「自分の時間を取り戻そう」実践レポート(その3)行動記録の結果

前回の記事以降、約4か月間行動記録を取り続けてみました。

その結果です(量が多いためダイジェスト)。

記録は前回紹介した<トキシル-時間管理>を使いました。

apps.apple.com

 

【結果】

・1日に占める仕事時間(通勤時間含)の割合がとても多い

・エッセンシャル(家事など)も思っていたより時間がとられていた

・目標行動に取り組んだ時間はとても短い

・自己研鑽の時間もほとんど取れていない

・自分のための時間もほとんどない

 

業務時間(4月)

自己研鑽(4月)

集計グラフ(5月)

【感想】

・自分の時間を視覚化できたことで、何にどれくらい時間を使っているか直感的に把握できた。

・「やりたいこと」を後回しにしていて、思うように時間が確保できていなかった。

・トキシルで時間を取ると、「今何をする時間だっけ?」という意識(内言語)が自発されるようになった。

・これまでは、ある行動をしていても、つい脱線しがち(別のことを始めてしまう)だったが、元の行動に戻りやすくなった。

 

【記録方法に対する感想】

・記録に関しては、記録の取り忘れ(1日全く取ってなかった!)は1度もなかった。

・しかし、ある行動(家事など)を始める際にボタンを押し忘れて、数分から数十分後に修正作業をすることがたびたびあった。

・その点、トキシルは後から修正できるので大変助かった。日付をまたいで修正できる点もよかった(寝落ちして睡眠ボタンを押し忘れてしまったときなど)

 

<惜しい部分>

・月単位の推移が線グラフで表示できるとよりよい

・任意の期間の「行動の累積グラフ」が表示できるとよい

・表示画面の縦表示、横表示が自動で切り替わるが、切り替えなしも選択できるようにしてほしい(自分は横表示は全く使うことはなかった)

 

 

まとめ

今回の結果から、以下の方向で取り組みたいと思います。

①業務時間の時間短縮

②エッセンシャルタイムの時間短縮

③やりたいことを最初にスケジュールに組み込んで時間を確実に確保する

 

結論としては当たり前のものですが、実態がわかると根拠を持って目標を立てることができました。

また、このまま記録を取り続ければ改善したかどうかも確かめられます。

 

今回の方法は、「自分の実態把握」と「改善すべきことの絞り込み」をすることができるので様々な目標に取り組む方に役立つものだと思いました。