障害者雇用×行動分析学 雑記帳

障害者雇用と行動分析学についての雑感です

自己評価と他者評価

就職活動に取り組む際には、自己評価と他者評価の両方を集めてみましょう。

 

自己評価は、就職活動に関する特定の項目について自分で自分を評価します。

特定の項目とは、健康面や日常生活、コミュニケーション、作業能力などです。

例えば、

●毎日決まった時間に起きているか?

●清潔感のある身だしなみに気を付けているか?(毎日入浴する、洗顔歯磨きをする、ひげをそる等)

●一定の時間作業に従事できるか? など

 

上記のような項目に対して、できているかどうかを振り返ってみます。

 

他者評価は、同じ項目について自分のことを知る人の評価を聞きます。

 

その後、自己評価と他者評価を見比べてみましょう。

もし違いがあるところがあれば、周囲の人の理由を聞いてみましょう。

自分では気づいていなかったけど、周囲からはこう見えていたという発見があるかもしれません。

 

働くときには、どの分野、どの業界でも基本的には他者評価になります。

いくら自分では「○○できる」と言っても、周囲の評価が基準となります。

そして、周囲の評価のもとになるのは「実績」です。

 

例えば、「自分はホームランバッターです。毎打席ホームランが打てます!」と自己評価を伝えても、周囲からは「では、昨年の実績を教えてください」や「では、今からグランドに行って、実際に打ってみせてください」といった反応が返ってくるでしょう。

周囲の人は疑っているわけではなく、一緒に働くのであれば確かめたくなるものです。

 

就職活動でも、同じような場面が出てきます。面接のときにセールスポイント等を聞かれる場面などです。

このようなとき自分に対する自分の評価も大事ですが、周囲の評価も大事になります。

自己評価、他者評価の情報を集めてみましょう。