障害者が就職活動をするときの基本ステップ<就職の準備4>
4.希望の労働条件を考える(会社への開示の検討を含む)
働きたいと考えた時、希望職種がわからない、特に就きたいという仕事が思い付かないということもあるかと思います。
そんなときは、ひとまず職種選択は置いておいて、その他の労働条件を考えるという手もあります。
処 遇:最初から正社員がよいか、パート、アルバイトがよいか。スタートは、
短時間勤務でも、いずれは正社員になりたいか等。
勤務時間:フルタイム勤務がよいか、短時間勤務がよいか。短時間なら1日何時間
くらい働きたいか。
休 日:土日祝日がよい。平日でもいいが連休がよい。いつでもよい等
勤 務 地:自宅から会社まで何分くらいまでなら通えるか。
通勤手段:電車、バス、自家用車、自転車、徒歩など、自分が使える方法
給 料:月いくら必要なのか(月額、時給)。
障害伝達:障害について、オープンにするか、クローズにずるか
このあたりから考えていくと、選ぶ会社が絞り込みやすくなります。
実際に通勤できる範囲で希望する労働条件に近い会社がいくつあるのか確認して、その中から自分が「してもいいかな」や「これなら苦にはならない、といった仕事を選ぶという方法です。
大都市圏では、会社数が多いため、大した絞り込みにならないかもしれませんが、いずれ考えるべきことなので先にしておいても問題ありません。
1つずつ自分の希望を整理することは、なかなか大変です。例えば、給料がどれくらいほしいのかは、自分が生活するためにいくら必要なのかを知っておく必要があります。
労働条件の検討は、自分がどんな生活を送っているのか、これから先はどのような生活を送っていきたいのかが反映されます。
(つづく)